精神疾患による障害年金について
日本では精神疾患になる人は300万人以上いると言われています。
精神疾患の中でも一番多いのがうつ病です。次に多いのが統合失調症、不安障害、認知症と続きます。特にうつ病と認知症を患う人が著しく増えています。
私も以前、勤めていた生命保険会社でうつ病に罹った仲間や給付金を請求されるお客さまを見てきました。
現在、障害年金という国が運営する保険制度が有りながらこの制度を知らず、また知ったとしても複雑な年金制度や申請方法により障害年金を受給できない方が多くいらっしゃいます。
京都障害年金相談室ではうつ病等の精神疾患に直接かかわることは出来ません。しかし、お客さまに経済的安定をもたらし、障害年金を必要としている多くの方に、まずはこの制度を知っていただければと思います。
精神の障害の認定基準
以下の精神の障害をクリックすると詳しい情報へ飛びます。
・うつ病
・躁うつ病(双極性障害)
・統合失調症
「障害年金」をもらい忘れていませんか?
私たちが支払っている「国民年金」や「厚生年金」の保険料は、高齢になってから受給する【老齢年金】のためだけの保険料ではありません。
・【障害年金】障害の状態になった場合に受給する年金
・【遺族年金】死亡した場合に遺族が受給する年金のための保険料でもあります。
要件に該当した場合に【障害年金】を受給することは、当然の権利です。
「障害年金」とは?
「障害年金」とは、病気やケガ等により一定以上の障害の状態になった場合に支給される公的年金です。受け取れる金額は、加入している年金制度の種類や障害の状態の程度によって異なります。
「障害年金」を受け取るためには、次の3つの要件を満たす必要があります。
①初診日要件
②保険料納付要件
③障害認定日要件
障害年金受給相談シート
ダウンロードは下記よりお願いします。
◇ ご挨拶 ◇
当ホームページへお越しいただきありがとうございます。
私は立命館大学法学部卒業後、明治生命保険相互会社(現明治安田生命)に入社し営業管理職として職員の採用・育成、中小法人への福利厚生制度提案を通じ業容拡大に従事いたしました。
退職前の5年間はお客さまサービス室長として保険金・給付金の支払いや各種クレーム処理の責任者として顧客対応の最前線で勤務しました。
生命保険会社に在職時、民間の生命保険に加入されている方々は保険会社に保険金・給付金の請求をされるのに国の社会保障制度としての障害年金への請求はなされないことに大きな疑問を抱いてきました。
又この間、2歳年上の兄が40代で統合失調症にかかり障害厚生年金2級を受給することになりました。
兄は独身のため長兄と高齢の母が介助しほぼ寝たきりの状態で現在も生活しています。
幸いなことに主治医が障害年金についての申請をアドバイスしてくれたおかげで障害年金の受給に繋がりました。病状の回復は進まないものの障害年金受給による経済的安定は家族にとって何より大切な事と痛感しています。
この障害年金が世間に認知されておらず、手続きのハードルが高いことで制度として十分に機能していないことに強い憤りを覚えます。
そこで、このような方々の役に立ちたいという思いを胸に、社会保険労務士の資格を取得、障害年金の知識と業務を経験し、できるだけ多くの方にこの制度を知っていただくために「初回相談、出張訪問の費用は頂かない」という形で障害年金申請業務を中心に活動してまいりました。
障害年金制度を世の中に広め、障害によって働けない人たちが豊かな生活を維持できるようになること、一人でも多くの必要としてしている方にこの制度をお届けすることが私の使命です。